10月20日の「頭髪の日」(「10」を「とう」、「20」を「はつ」と読ませる。)にちなんで、万有製薬によって父親の薄毛に関する意識調査が行われました。
父親世代に対しては「子どもは自分(=父親)のうす毛を気にしてると思うか?」という質問が、子供世代に対しては「現在、父親のうす毛を気にしているか?」という質問がぶつけられました。
このアンケート結果を元に毎日新聞で記事が掲載されましたが、どうも「子供は父親の薄毛のことをものすごく気にしていますよ。」と言いたいがために、紹介する数字を都合の良いように編集している、という印象を受けました。
まずは、毎日新聞の記事を検証
薄毛:父親に対し子供「気にする?」48% 製薬会社調査 – 毎日jp(毎日新聞)
「子供は自分の薄毛を気にしているか」を父親に聞いたところ、58%は「気にしていない」、23%が「気にしている」と回答。一方、子供世代の48%が「父親の薄毛を気にしている」と答え、認識の差が際立った。
この記事だけを見ると、父親の23%は「我が子は自分の薄毛を気にしている」と思っていて、子供の48%は「父親の薄毛が気になる」と思っていることになるから、約2倍の意識格差があると受け取ってしまう。
しかし、万有製薬の調査結果をグラフに起こしてみると、別に取り立てて騒ぐ数字ではないような気がするのだけど、どうでしょう?

誤差の範囲のような気がする、万有製薬による父の薄毛に関する意識調査。
グラフを見てもわかる通り、父親世代の58%は「子供は気にしていない」と答え、子供世代の52.4%は「父親のことは気にしていない」と答えています。おまけに、父親世代の18.8%は「わからない」(エスパーじゃないんだから、子供の気持ちなんかわかりっこない。)と答え、子供世代にいたっては「わからない」の項目がありません。
こんな具合に、「気にしている」だけにスポットを当てると、父と子の意識の隔たりを感じますが、「気にしていない」に着目すると誤差の範囲であると言えるのではないでしょうか。
今回の毎日新聞の記事は、自分の子供を不安にさせないためにも、父親は万有製薬の育毛剤で薄毛対策をしなければならない、ということが言いたかっただけの提灯記事なのかなぁ、と感じました。