抜毛症研究をしているパデュー大学のジョゼフ・ガーナー博士らが、マウスに栄養素が偏ったエサを与えるという実験を行った所、抜毛症が発症もしくは進行する可能性があるという結果が出た。
今回の実験では、抜毛症の症状があるマウスと健康なマウスに対して、糖とトリプトファンを大量摂取させている。
糖の摂取量の増加が抜毛症進行のトリガーになっている可能性があると、パデュー大学の研究者が警鐘を鳴らす。
抜毛症研究をしているパデュー大学のジョゼフ・ガーナー博士らが、マウスに栄養素が偏ったエサを与えるという実験を行った所、抜毛症が発症もしくは進行する可能性があるという結果が出た。
今回の実験では、抜毛症の症状があるマウスと健康なマウスに対して、糖とトリプトファンを大量摂取させている。
今までの研究結果によると、抜毛症がみられるマウスの脳はセロトニンレベルが低いことが判明しているので、ガーナー博士らは以下の栄養を強化したエサをマウスに与え、セロトニンレベルを高める作戦を取った。
参考文献:Purdue Newsroom – Scientist shows link between diet and onset of mental illness
通常のエサより糖を8倍、トリプトファンを4倍に強化した物を与え続けた結果、マウスの脳でセロトニン活性が2倍になり、作戦通りの結果となった。
しかし、実験開始時に抜毛症だったマウスは症状が更に悪化し、脱毛もなく健康だったマウスは、12週間後には75%が抜毛症を発症した。
セロトニンの増加によって抜毛症が改善するという予想は外れ、逆に異常行動が増えてしまった。その後、エサを元に戻すと症状の悪化は止まった。
今回の実験では抜毛症のメカニズムまではわからないが、抜毛症のような精神疾患は摂取する栄養によって引き起こされる可能性があることがわかる。
博士は、糖の摂取量の増加が精神疾患の増加に繋がる可能性はなきにしもあらず、と締めくくっている。
抜毛症の人は、ストレス以外にも栄養状態が原因となっているかもしれないので、今一度、普段の食生活を見直す必要がありそうだ。
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