スティール・パートナーズが推薦した役員によって経営改革が推し進められている、国内かつらメーカー最大手のアデランスホールディングス。
毛髪関連事業への原点回帰や顧客満足度の向上によって改革プランを進めるとしているものの、何の音沙汰もないまま決算予想発表となった。2010年2月期連結業績予想は売上高567億円、最終赤字119億だった。
アデランスで若手中心の経営改革チームDIOが発足したものの、改革の進捗状況が出てこないまま赤字業績予想の発表となった。
スティール・パートナーズが推薦した役員によって経営改革が推し進められている、国内かつらメーカー最大手のアデランスホールディングス。
毛髪関連事業への原点回帰や顧客満足度の向上によって改革プランを進めるとしているものの、何の音沙汰もないまま決算予想発表となった。2010年2月期連結業績予想は売上高567億円、最終赤字119億だった。
国内のアデランスとフォンテーヌの売上高が前年を下回っていることと、海外の植毛事業運営会社であるボズレー社などの業績が悪化していることが今回の赤字の主要因。
それに加えて、以下の経営改革の実行に伴って、新規顧客を獲得するための広告宣伝費の増額や、顧客に安心感を与えるための商品販売価格の透明化(透明化は往々にして売上や利益を押し下げる。)が必要になるので、これも重くのしかかるのだろう。
「アデランスグループ経営改革“DIO”の骨子」に関するお知らせ
今後は「経営改革“DIO”の骨子」に基づいて、具体的なアクションプランを肉付けして実行に移し、コア事業(オーダーメイド・レディーメイドウィッグ・育毛サービス・ヘアトランスプラントなどの毛髪関連事業)への原点回帰と成長投資によるお客様満足の向上を図ることで業績を回復するとともに、積極的な株主還元を実施していきます。
そのほかにも、リアップやロゲインなどのミノキシジル系育毛剤や、プロペシアなどのフィナステリド系経口育毛剤の登場、加えて、「薄毛になったら坊主にしておしゃれを楽しもう」というファッション意識の変化があったりと、アデランスを取り巻く環境は前途多難だ。

2010年2月期連結決算予想を発表した翌日のチャート
“DIO”の改革内容が売上に寄与する時期が不透明であることと、配当見通しが未定となったことにより、株価が不安定な動きをしている。
このままでは、アデランスホルダーの頭髪が株価下落のストレスによって抜け落ちてしまいそうだ。
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