訪問販売のポーラと通信販売メインのオルビスを柱とした、化粧品セクター国内4位の持株会社が12月10日、東証一部に新規上場しました。
初値は公開価格の1800円を100円以上下回るというイマイチな滑り出しとなりました。株価は一時盛り返しましたが、取引開始から1週間経った今も低空飛行のままです。
今回は、同業他社の株価指標と比較しながら、安いのか高いのかを考えてみようと思います。
公開価格1800円を5.9%下回る、1693円の初値を付けたポーラオルビスホールディングスの株価は妥当なのか。
訪問販売のポーラと通信販売メインのオルビスを柱とした、化粧品セクター国内4位の持株会社が12月10日、東証一部に新規上場しました。
初値は公開価格の1800円を100円以上下回るというイマイチな滑り出しとなりました。株価は一時盛り返しましたが、取引開始から1週間経った今も低空飛行のままです。
今回は、同業他社の株価指標と比較しながら、安いのか高いのかを考えてみようと思います。
国内化粧品業界1位の資生堂、2位の花王、3位のコーセー、そして4位のポーラオルビスの株価指標をグラフにまとめてみました。
| (コード) 社名 | 予想PER | 予想EPS | 実績PBR | 実績BPS | 予想 配当利回 |
予想 1株配 |
時価総額 (百万円) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (4911) 資生堂 | 28.34 | 62.5 | 2.13 | 831.15 | 2.82 | 50 | 708400 |
| (4452) 花王 | 22.14 | 98.1 | 2.07 | 1049.69 | 2.67 | 58 | 1173192 |
| (4922) コーセー | 20.25 | 102.3 | 1.17 | 1766.17 | 1.93 | 40 | 125547 |
| (4927) ポーラオルビスHD | 18.08 | 94.3 | 0.62 | 2763.44 | 2.35 | 40 | 97669 |
まずは資生堂ですが、国内首位なばかりでなく、グローバルな展開をしていて世界でも4位という、抜群の知名度を誇っています。マーブル通販部でも資生堂の取り扱いをしているので、私も知っています。
次に2位の花王ですが、この会社はトイレタリー部門が首位なので、スーパーでも商品をよく見かけます。ちなみに、ロゴをアルファベット表記にして海外進出を図っている途中です。
3位のコーセーは百貨店の高級化粧品や、セルフ販売方式のメイク用品が強いので、女性なら誰しもが知っていることでしょう。最近では高級美容クリームの「コスメデコルテ」の売れ行きがよいようです。
4位のポーラオルビスに関しては、鈴木郷史社長が上場時の記者会見で「資金調達が上場の目的ではない。代表的な化粧品会社として名前が挙がるように、会社の“認知率”を向上させることが目的。」と言うほどで、社長自身が会社の知名度に不満を持っています。事業が国内展開中心なのもネックとなっているようです。
このように、業界での順位が下がるにつれて知名度も低くなってきます。
株式市場においても、あまり注目されていないのかPBRの低さが顕著です。PBR0.62という数字は、新興市場の格下の化粧品会社よりも低く、(表面上は)割安であるといえます。
個人的にはポーラに関するネガティブな情報が入ってきたりもしますが、その分の評価を割引しても安いと感じてしまいます。皆さんはどうでしょうか?
株価上昇を期待して、上場当日に株主優待制度導入を発表しましたが、現在の所は株価にインパクトを与えていません。

2010年の株主優待、B.A ザ ローション。
ちなみに優待の内容は、権利日の12月27日をまたいで100株を保有すると、ポーラB.Aザローション(60ml)とスキンケア商品のサンプルがもらえる、というものです。
定価換算11,550円以上の手厚い優待で、個人株主の増加に貢献することは間違いないのですが、100株ホルダーが増えすぎると会社の利益を押し下げるというリスク要因になりかねません。利益が下がると株価も低迷します。
また、優待を負担しきれなくなった会社側が優待制度を改悪・廃止してしまい、その結果、個人投資家の投げ売りを誘って、株価が暴落してしまうというリスクも孕んでいます。
ポーラオルビス株を売買する際には、豪華な優待が孕んでいるリスクにも目を向けたいです。
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